2015年6月30日火曜日

浜松の渓流釣り No.5

天竜川水系 気田川支流 門桁川





* 時間、距離、標高はおおよそです
   画像をクリックすると拡大します *






  アユ釣りで有名な気田川(けたがわ)は、上流の門桁集落のはずれで
  

門桁集落

  右岸にセトノ沢が流れ込んで
  ここから上流が門桁川(かどげたがわ)になる
  ここに門桁ダムがある

  私が国土地理院から取り寄せた二万五千分の一の地図では
  気田川の上流に門桁川の名は無く、源流まで気田川になっている



門桁ダム 上下100mは釣り禁止









ダム横の都沢林道の起点







 



  ダム横には都沢林道(みやこざわ)の起点がある

  都沢林道は門桁川の左岸に沿って20Km程の長さの
  奥の深い林道です(現在13Km先で崩落)

  林道は500m間隔で、距離の表示板が設置されている



門桁は浜松の町中から70Km
車で2時間ほどかかる
ナガ~イ小石間トンネルを抜け
勝坂のピンクの木造校舎を横に見て
素晴らしい渓相の明神峡沿いの
 狭くてナガ~イ道を通ってヤットたどり着く






















  門桁川の釣りは、林道起点の門桁ダムから600mほど先に
  林道から斜めに降りる脇道がありここからの釣りになる



林道の脇道の先に
気田川の起点がある


  釣り上ると、林道の2,5Km地点で伊老沢が左岸に流れ込む
  ここまでは、明るく開けた流れで

  流れは変化に乏しく、単調で面白さには やや欠ける



旧ゲート ダムから2Km地点
旧ゲートの先の空き地には過って
営林署官舎があり多くの人が住んでいた


  
旧ゲート先の空き地の横に小さな祠がある












  都沢林道の起点がある門桁ダムから2Km地点に
  ゲートがあったのだが2017年にここから100m程先に
  新しいゲートできた





2017年に新設されたゲート
違法にゲートの鍵を開けてオートバイで侵入する釣り人に
森林署が強固な対策を施し難攻不落のゲートになった!
今後釣り人や登山者は右下の四角い穴から出入りするようになる
マ〇コや渡辺〇美では通れない!



2017年 気田川水系のゲートの鍵が
すべてこの鍵に交換された
鍵穴の形状を見ると複製が
難しいディンプルキーのようだ
写真は金剛沢林道ゲート



  門桁川は奥が深く支流も多くあり
  多くの釣り人を受け入れることが出来る

  そのため静岡県浜松市の渓流釣り場で  
  最も人気のある渓流です

  徒歩で入渓できる下流域は入渓者が多い


空き地の上にある森林署の事務所
平日には職員が働いているようだ













  2016年までは、休日には前日からの泊まり込み組を含めて
  旧ゲート手前には何台もの車が駐車していたが

  2017年にゲートが新設されてオートバイで入渓できなくなった
  そして釣り人の死亡事故も起きたので
  今後釣り人に変化が出てくるかもしれない
  
 





  旧ゲートから500mで伊老沢橋

  伊老沢出会いからは門桁川は渓流らしくなる
  両岸が立ち上がってU字状の渓相になる



伊老沢橋
ダムから2.5Km 旧ゲートから500m


橋を渡った先で二股
左が都沢林道 右が伊老沢林道
ここが伊老沢林道の起点











伊老沢橋から撮る
右から左へ流れるのが門桁川
手前から流れ込むのが伊老沢
















  伊老沢流れ込みから門桁川本流を釣り上ると


  1.5Kmで最初の堰堤がある
  (都沢林道の4Km地点で旧ゲートからなら2Km)

  これを仮に第1堰堤とする(下流から上流に番号を付けました)




第1堰堤(仮称)


  5Km地点下流に第2堰堤(仮称)




第2堰堤(仮称)


  5.5Km地点に第3堰堤(仮称)
  


第3堰堤(仮称)


  徒歩で入渓しやすい
  第3堰堤(仮称)から下流は釣り人も多く
  入れ代わり立ち代わり攻められている


6Km地点 カーブミラーから下に降りる踏み跡があり
川に降りると対岸にオクト沢が流れ込んでいる


オクト沢


  6.5Km地点に第4堰堤(仮称)



第4堰堤(仮称)
右岸を巻く 危険なので注意


オクト沢~第4堰堤間は渡渉に注意が必要だ
平水でもここが渡れない



  8Km地点に第5堰堤(仮称)


第5堰堤(仮称)
すぐ上にオクト沢林道の茗ヶ城大橋が
掛かる 橋の左岸から堰堤の上や
下に降りられる


8Km先にあるオクト沢林道の入り口 右が都沢林道 
左を下っていくと茗ヶ城大橋が架かる 


茗ヶ城大橋
この橋でオクト沢林道が対岸に渡る
橋の下流に第5堰堤(仮称)
橋の上流8.5Km地点に第6堰堤(仮称)



  8.5Km地点に第6堰堤(仮称)



第6堰堤(仮称)
右岸を巻く 危険なので注意


  第5堰堤(仮称)から第6堰堤(仮称)間は狭間が続き
  好ポイントの連続だが遡行は厳しく
  
  渡渉できない渕も現れ、巻かなくてはならない
  それだけに危険度も高まる


  オクト沢~第4堰堤(仮称)、第5堰堤(仮称)~第6堰堤(仮称)は
  初心者の遡行には向かない



好ポイントの深い渕も現れて遡行に手間取る
第5~第6堰堤の巻きはすべて左側(右岸)を巻く


  第6堰堤(仮称)から400mで都沢が門桁川左岸に流れ込む
  ここから100m先に第7堰堤(仮称)
 



第7堰堤(仮称)
銘板は都沢になっている
都沢橋の9Km地点の先100m
ここの標高が650m程



  旧ゲートからここまで7Km程ある
  旧ゲートまでは歩いて2時間ほどかかる






 

  
 

  * 第7堰堤から上流は ・・ 続きを読む ≫ ・・をクリックしてください*











  第7堰堤(仮称)から釣り上ると700mで第8堰堤(仮称)



第8堰堤(仮称)
右岸を巻く
  

  堰堤手前100mに橋脚が残されている
  

森林鉄道の鉄橋の橋脚?



  グーグルマップを見ると都沢林道の10Km地点ぐらいに
  突然対岸に道が現れる

  この道は上流のコガネ沢を越えた先で消えている



線路発見!



  これは過っての森林鉄道の跡だと思われる
  都沢林道は森林鉄道の線路跡なのだろう

  都沢橋や伊老沢橋の横には鉄橋の橋脚らしきものが残っている


10Km~11Km地点辺りは林道と川が最も近づく
11Km地点から林道が高度を上げて川から離れていく

  

  11Km地点先に第9堰堤(仮称)

  第8堰堤(仮称)から第9堰堤(仮称)までは1.5Km程ある


第9堰堤(仮称)
下から釣り上ってくると左側を巻き
たくなるがここは右側(左岸)を巻く



  第9堰堤(仮称)上は明るく開けているが
  釣り上っていくと徐々に渓が深くなってくる


  1Kmほど釣り上ると川に丸木橋が架かる



林業の作業者が使っていた丸木橋


  都沢林道の12Km地点の先にこの丸木橋への降り口がある



12Km地点の上流200m
ここを降りると丸木橋に出る


  2~3年前まで11.5Km地点で対岸の山の木を切り出す作業をしていて
  索道の機械が据えられ立ち入り禁止になっていた

  日曜日でも作業が行われていたため上流部に入渓できずにいたが
  数年にわたって行われていた伐採作業が終わり
  やっと入渓できるようになった


  第9堰堤(仮称)から第10堰堤(仮称)まで1.5Km程
  第10堰堤(仮称)は都沢林道の12.5Km地点にある


第10堰堤(仮称)
ここは右岸を巻くが滑りやすいので注意
 


  第10堰堤(仮称)上の擁壁の銘板がコガネ沢になっている
  これを見ると気田川本流はコガネ沢?



森林署の地図ではコガネ沢出合上流
が門桁沢になっている

  第10堰堤(仮称)上は明るく開けていて広河原になっている

  林道から下の法面が何度も崩れたようで
  土留めが段々畑のように作られている


林道から第10堰堤(仮称)を見る



  以前釣り場で会った方が門桁川の上流部に入渓するのに

  天竜スーパー林道の「野鳥の森」からコガネ沢林道を行き
  門桁川へ下降したと話されていたのを思い出し

  コガネ沢林道を歩いてみた
  しかし500m地点で崩落していて利用できない

  その時撮ったのが下の写真だ



コガネ沢林道から対岸に
第10堰堤上の特徴のある擁壁が見える



  第10堰堤(仮称)から
  釣り上っていくと両岸が狭まり廊下状になってくる

  500mで右岸にコガネ沢が流れ込んでくるがここで通ラズになる


  
正面がコガネ沢
流木の下に小さな滝がありここが通れない
門桁本流は右から左に流れている


  ここで遡行をあきらめ納竿とした  
  






  第7堰堤(仮称)からコガネ沢出合までは
  一般的な釣り師なら普通に遡行できる
  渓相も良い
  






  コガネ沢出合の通ラズから林道に上がるには
  下流へ下がってきて

  特徴のある木が一本生えていてここを上がる




この木のところを上がる
ハッキリした踏み跡はない
  
  

  
  都沢林道の13Km地点から100m上流に

  「コガネ沢材木遺伝資源保存林」の看板があり
  ここに川へ降りる下降路がある
  
  通ラズの上流やコガネ沢に入渓するにはここを降りる


13Km地点から100m来るとこの
看板がある ここから川に降りる道がある
コガネ沢東側の山を保護しているようだ
ここの標高が900m程



  
  ここを降りていくと道が二手に分かれているように見える
  左側は不鮮明で分かりにくい 通ラズから上がってくるとここに出る
  右側には虎綱がジグザグに張られていて川に降りられる


降りるとこんな渓相だ 対岸にも虎綱が垂れている
降りたところから下流に行くとコガネ沢出合いの通ラズ




  13Km地点の先300mで都沢林道は崩落している




13.3Kmの林道崩落地点
暫く放置されたままでこのまま
廃道になることはないと思うが
予算次第と言うことか?


  林道から川までは50m以上の標高差がある
  林道から上の山側も同じぐらいの高さで崩れている
  
  崩落は渓底まで達している





  
  渓底から崩落の
  写真を撮ろうと近づくと拳ぐらいの石が
  ものすごい勢いで こちらにバウンドしながら落ちてくる
  慌てて逃げる

  上を見上げると土煙が上がっている
  サラサラと砂が落ちていて時折石が落ちてくる

  しばらく待つがなかなか治まらない
  危険と思いあきらめる

  崩れがこれ以上大きくなれば土砂ダムが
  できる可能性もあり近づかないほうがいいだろ








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  *   最後まで付き合ってもらい ありがとうございます
      門桁川釣行に少しは役に立つでしょうか?

      渓流は危険がいっぱいです
      たかがサカナ 安全に釣りをしましょう

      渓流は絶えず変化しています
      当方の情報が最新で すべて正しいとは限りません

      事故等につきましては当方は一切責任を負いません
      自己責任でお願いします  *

グッドラック!


  


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